使命




皆さんこんにちは。
「立ちあがれ!中越」プロジェクト、niigatachuetsuことshigeです。


ついにこの日を迎えました。
10月23日、多くの人の人生と運命を一瞬にして激変させ、或いは終焉させてしまった新潟県中越地震中越大震災のあの日です。
でも、正直言って実は僕は今日よりも昨日のほうが感慨深いものがありました。
10月末の土曜日の夕方に起きた、と言う印象が余りに強かったためです。
今日は様々なところでイベントが行われているようです。
この1年を振り返って、決して悪いことばかりじゃなかったのかな?と言う気も今はしています。
地震があったからこそ分かった人の温かさ、極限に追い詰められた時の自分自身の能力、数々の人との出会い。
本当にこれは多くの人が言っています。
「失ったものは多かったけど、得たものも多かった。」
僕は残念なことに地震で得た大切な友を8月に失ってしまいました。
きっと天国の人たちが待ちきれずに彼を呼んだんだと、今はそう思っています。
その一方で、僕の知人は今日入籍をするそうです。
その知人自体が震災をきっかけに知り合ったのですが、入籍する2人も震災をきっかけに知り合ったそうです。
全国で今日が何の日か覚えている人が何人いるか分かりません。
きっと既に記憶の中から風化させてしまっている人も多いかと思います。
決して僕たちはその人たちのことを責めることはで来ません。
僕だって福岡県西部沖地震が3月の何日だったか、かつての鳥取地震が何月何日だったか、正確には言えませんから。
ただ、人々が忘れていくことを僕たちが傍観しているのは大きな罪だと思います。
今尚、震災死者と認定される人々は増え続けていて、震災直後の40人から今は51人となっています。
その人たちのためにも、そしてこれからのためにも、僕たちはあの日のことを語り続けていかなくてはならないと思います。
これから何回かは、僕が見て体験した10月23日からの数日間をお伝えできればと考えています。