訪れた悲劇





こんにちは。「立ちあがれ! 中越 」プロジェクト、niigatachuetsuことshigeです。
今日は残念ながら非常に悲しいことを書かなくてはなりません。
既にマスコミ報道でご存知の方も多いかと思いますが、新潟県中越地震初と思われる仮設住宅での孤独死による死者が出てしまいました。
亡くなられたのは小千谷市上ノ山の仮設住宅に住んでいた50代の男性の方です。
この男性は元々は稲荷町と言う市街地に近い地域に住んでいたのですが、ここの仮設住宅は東山地区の方が多かったそうで、仮設住宅内での近所付き合いは余り無かったようだ、とのことです。
小千谷市も月に1〜2回程度、仮設住宅を巡回する「友愛活動」と言う活動を行っており、またボランティアの方も独自に男性宅を訪問して囲碁の話に花を咲かせたこともあったようです。
そんな中で、この男性は一人浴室で亡くなってしまいました。
死因は急性心不全で、見付かった時には死後2日も経っていたと見られるそうです。
仮設住宅での不自由な暮らしやストレスが関係しているのか、私は専門家ではないので分かりません。
しかし、新潟県中越地震の被災者が仮設住宅で誰にも看取られること無く亡くなり、そして亡くなったまま2日も誰にも気付いてもらえなかった、と言うことは事実です。
改めて、やりきれない思いがこみ上げて来ると共に、立ち上がって頑張れる私たちが一生懸命に前を向いて歩き、1日も早い復興を成し遂げねばと決意を新たにしました。
ご冥福をお祈りします。