約束




皆さんお久しぶりです。
「立ちあがれ!中越」プロジェクト、niigatachuetsuことshigeです。

先ほど、私の大切な友人が亡くなったとの知らせを受けました。
その友人と知り合ったのは昨年の10月末、小千谷小学校の避難所でした。
新津市と言う所から数人の仲間とやって来た彼はある種独特の雰囲気を持っていました。
誰にでも気さくに話しかけ、常に明るい笑顔を絶やさない、そんな彼に励まされた市民は何人いたことでしょう。
小千谷小学校のグラウンドでテントを張って寝泊りし、時折新津に戻って自分の会社の仕事の指示を部下に与えてまた小千谷に戻る。
そんな生活を11月の半ばまでずっと送ってきた方でした。
たった1日や2日でも、彼が避難所の炊き出しテントから離れると
「あれ?あの新津の人はいないの?」
と声を掛けられたことをよく覚えています。
最後に会ったのは7月の2日と3日。
埼玉県春日部からボランティアに来てくれた方々の団体の40周年記念式典に、私と彼と小千谷小避難所の炊き出しテントでリーダーをしていた小千谷の知人と3人で行った時のことでした。
最後の別れ際、彼はこんなことを言ってました。


「シゲちゃん、俺はこの小千谷の街が大好きなんだよ。
あんな辛い時でも決して笑顔を絶やさずに、前向きにみんな頑張ってた。
落ち着いたらさ、また飲もうよ。
小千谷の町でさ。」


約束を果たすことは出来ませんでした。
しかし、彼と果たしたもう1つの約束は絶対に果たします。
きっと、小千谷に元気を取り戻し、お世話になった方々へ新しい小千谷を御目に駆けるという約束を・・・