復興まちの駅

niigatachuetsu2006-07-11


皆さんこんにちは。「立ちあがれ!中越」プロジェクト事務局です。

小千谷市本町商店街の真ん中に、「復興まちの駅」が7月7日にオープンしました。震災復興、観光、行政、商店街の情報提供などのほか、無人野菜販売のコーナーもあります。
今月21日までは西脇正久さんの「小千谷風景展」が開催されており、色紙などの小作品を中心に展示されています。
開館時間は午前10時から午後5時まで、日曜・祝日は休館日ですが、コーヒーやお茶のサービスもありますので、小千谷にお越しの際はぜひお立ち寄りください。

久しぶりの雨です

niigatachuetsu2006-06-30


皆さんこんにちは。「立ちあがれ!中越」プロジェクト事務局です。

入梅したのに雨が降らない日が続いておりましたが、今日は久しぶりに本格的な雨です。作物には恵みの雨ですが、地震で山などの地盤が緩んでいるため、大雨になると土砂崩れの恐れがあるのが心配です。

今日は106歳のおじいちゃんにお会いしてきました。この方は、毎日写真のような「ゾウリ」を5足〜7足作るくらい達者な方です。指先を動かすことが健康の秘訣とおっしゃっていました。他にも私の周りには元気なお年寄りの方が沢山いらっしゃいます。昔から続く技術を持っていたり、山菜をおいしく料理できたり、作物を無農薬で作ったり、などなど見習うことがたくさんあります。仮設住宅に住んでいる90歳のおばあちゃんは、「地震なんか戦争に比べたら、なんてことはない」と明るく笑います。こんな素敵な方々とこれからも交流を続け、昔ながらの良いものを見直し、取り入れていけたら思います。


イベント情報 極楽パンチ

niigatachuetsu2006-06-24


皆さんこんにちは。「立ちあがれ!中越」プロジェクト事務局です。

明日25日に、小千谷市極楽寺」境内において、フリーマーケットキャンドルナイトライブが行われます。パンフレットには『地震から学んだこと。それは私たちと自然はつながっているということ。ゆるやかな時間をすごしながらエコについて考えませんか。』とあります。企画趣旨としては、被災した小千谷市の活性化を目指し、さらにイベントを通して環境について考える機会になればと思い企画したとのことです。
今回のイベントでは、飲食の容器は使い捨ての発泡スチロール容器ではなく、再利用できる容器にしています。震災のときのゴミの量は驚くほどでした。ひとりひとりが環境を考えることで、ゴミを資源にしたり再利用できたりすると思います。フリーマーケットでもエコをテーマにしたものや、手作り商品を中心に販売されます。おもしろい商品もたくさんありますので、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。


慈眼寺

niigatachuetsu2006-06-21


皆さんこんにちは。「立ちあがれ!中越」プロジェクト事務局です。

慈眼寺に行ってきました。慈眼寺は司馬遼太郎の小説『峠』で語られているとおり、北越戊辰戦争の際、長岡藩の総督河井継之助と新政府軍の岩村軍艦が、講和に向け会談が行われた場所です。本堂向って右側の上段の間である「会見の間」は中越地震により大きな被害を受けました。当プロジェクトも全国の皆様から寄せられた義援金の一部を「会見の間」修復へお渡しいたしました。
壊滅的な被害だったため修復にはかなり時間がかかりましたが、やっと最終段階の工事に入りました。写真は現在の「会見の間」の様子です。慈眼寺には他にも岩村軍艦越後出向太政官辞令、同上自伝草稿、同書幅、河井総督写真、山県、黒田の書簡、小千谷付近の合戦図など戊辰資料があります。北越戊辰戦争を語る上では欠かせない場所となっておりますので再公開の際はぜひお立ち寄りください。再公開は7月下旬から8月にかけてとのことですので、もうしばらくお待ちください。


錦鯉

niigatachuetsu2006-06-14


皆さんこんにちは。「立ちあがれ!中越」プロジェクト事務局です。

錦鯉の稚魚の選別のお手伝いをさせていただきました。昨年は中越地震の影響が鯉にもあったのか、産卵量が少なかったとのことですが、今年は大量の卵から元気な稚魚が生まれました。錦鯉の品種は80種以上もあるといわれますが、三色系の鯉は色の出るものと出ないものがあるため稚魚の時に選別をするそうです。稚魚は体長が1cmにも満たず、出荷されるまで大きくなるにはたくさんの手間と時間が必要です。そうした時間をかけ成長した錦鯉はまさに芸術品といえます。

小千谷市には錦鯉の美しい姿をいつでも間近に鑑賞できる「錦鯉の里」があります。錦鯉に関する各種資料が展示されている他、鑑賞池では入場者が錦鯉にえさを与えることもできます。ぜひ一度、「泳ぐ宝石」錦鯉をご覧ください。

朝日山復興春の陣

niigatachuetsu2006-06-11


皆さんこんにちは。「立ちあがれ!中越」プロジェクト事務局です。

昨日、今日の2日間、小千谷市浦柄で全国から集まった約150人のボランティアさんと浦柄の住民で朝日山の旧道(古道)の復旧、石碑・案内看板の修復、山頂の清掃などを行う「朝日山復興春の陣」が行われました。
中越地震の際、浦柄地区では川が土砂崩れによってせき止められ多くの家が水害の被害を受けました。濁流が運んだ泥や流木は住民はもちろん、自衛隊のみなさんと全国から駆けつけてくれた多くのボランティアさんが撤去作業に携わってくださいました。
また浦柄地区にある朝日山は戊辰戦争の激戦地でもあり、浦柄史跡保存会は東軍兵士のお墓を大切に守り続けています。この朝日山も中越地震の被害を受け今でも山頂までの車道は途中で分断された状態です。今回の「朝日山復興春の陣」は、震災後ボランティアとして何度も小千谷を訪れている方々の呼びかけで行われました。震災以来ずっと中越地区を気にかけていただき応援していただいている方々に心よりお礼申し上げるとともに地元住民として今後もより一層頑張っていこうと思いました。


小千谷縮

niigatachuetsu2006-06-08


皆さんこんにちは。「立ちあがれ!中越」プロジェクト事務局です。

先日、環境省が開いたクールビズのファッションショーに、泉田裕彦知事が小千谷縮と片貝木綿のスーツでモデルとして参加されていました。
小千谷縮は江戸中期には風通しのよい夏の衣料として武家から庶民にまで親しまれていました。材料の苧麻(ちょま)という上質の麻を裂き糸にし反物になるまでには、いくつもの工程があり量産するのはとても大変です。そのため年々技術者が少なくなり昭和30年、製法技術を守るため国の重要無形文化財に指定されました。
小千谷サンプラザ内にある小千谷織物工房「織之座」では小千谷の織物の歴史や技術、職人のわざなどが楽しめるギャラリーのほか、織物の実演を見学したり織物を体験をすることができます。縮の糸ではありませんが、自分の好きな色の絹糸や麻糸を選びデザインを決めてつくります。機織機(はたおりき)を使いとても楽しく作れますので小千谷にお越しの際はぜひ体験してみてください。